2011年02月22日

インスリンの分泌がなくなる小児の糖尿病

糖尿病はともすると大人だけしかならないと思うかもしれませんが、子供にも起こります。糖尿病には、インスリンの分泌が殆どなくなる1型と、働きが悪くなる2型がありますが、1型は小児に多いため、小児糖尿病とも呼ばれています。

インスリンは膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンの一種です。この細胞を自分自身で破壊してしまうため、インスリンの分泌能力が殆どなくなってしまいます。治療は、注射で補うのが基本で、その効果を高めるために、食事療法や運動療法を行います。

なお2型の糖尿病は、肥満や運動不足などにより、インスリンの働きが悪くなるために起こります。日本人は糖尿病の人口が潜在的な患者さんも含め、外国に比べて多く、治療をせずに放置したままにしておくと人工透析の必要があります。


  


Posted by vivi at 16:50

2011年02月11日

ラミブジンとリバビリン(抗肝炎ウイルス薬)

抗HIV薬のラミブジンは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の逆転写酵素を阻害しますが、B型肝炎ウイルスの転写酵素DNAポリメラーゼも阻害して、ウイルスの増殖を抑制します。リバビリンは、C型肝炎のRNA依存型RNAポリメラーゼを阻害して、核酸の合成を妨げます。ただし、単剤では効果が弱いため、通常はインターフェロンとの併用で使用されます。

リバビリンは催奇形性があるので、妊婦には禁忌となっています。また、肝臓や腎臓の機能障害や自己免疫性肝炎の患者にも禁忌となっています。ラミブジンはST合剤との併用で、本剤の作用が上昇してしまいます。また、リバビリンは抗HIV薬のジドブジンとの併用で、併用薬の作用を減弱させます。肝炎をはじめ肝臓の病気の多くは症状が現われずに進行します。GOT GPTなどの検査で異常値を示した場合は、病院で精密検査を受けることをお勧めします。

冒頭の「逆転写酵素」とは、レトロウイルス科のウイルスが主に持っている酵素のことです。RNAの遺伝情報をDNAに移し変えることで、自身のRNAをDNAにして、宿主細胞内のDNAに組み込まれるようにします。生物界ではDNAがRNAに転写されることが普通ですが、レトロウイルスの場合はRNAがDNAに転写されることから、逆転写控訴と呼ばれます。


  


Posted by vivi at 17:23